はじめての方へ
「お寺とのお付き合いは経験がない」
「急に葬儀を依頼しなくてはならない」
「引っ越しに伴って浜田でお寺のご縁を結びたい」
……など、さまざまなご事情で、当山にご連絡をお考えの方へ、基本的なことをお伝えいたします。こちらの記事を読んだうえで、お電話等でご相談をいただくとスムーズかと思います。
葬儀のご依頼
最も緊急度の高い状況は、急な葬儀に際したものかと思います。パニックになってしまいかねない状況かもしれませんが、まずは落ち着いてご一読ください。
葬儀は基本的にどなたでもご依頼いただけます
葬儀社経由で当山にご連絡いただく場合もあれば、直接ご相談いただく場合もありますが、いずれにしても対応は変わりませんのでご安心ください。ただし、一切の勝手がわからないという場合には葬儀会社さまに依頼されますと、よりスムーズかと思います。当山から、葬儀社さまをご紹介することも可能です。
ご連絡をいただく前に
はじめての方に葬儀をご依頼いただくにあたって大切なことは、これまでのお付き合いについてです。他宗教や他宗派など他のお寺や宗教施設とのお付き合いがきちんと整理されないままに、当山にご依頼されますと後々トラブルに発展する可能性があります。
まずは、もともとお付き合いのある宗教者様がおられる場合は、事前にそちらにご連絡いただき、問題のない状況を作ってから当山にご連絡いただきますよう、お願いいたします。
ご連絡をいただくタイミング
亡くなられた方の搬送先(葬儀会館やご自宅など)が決まり次第、お電話等でお知らせください。もちろん、それよりも前のタイミングでお知らせいただいてもかまいません。
会場の準備が整い次第、臨終勤行(「枕経」のことです)のためにお伺いいたします。その際に、お通夜や葬儀の日程などについてご相談いたしましょう。
より詳しいお話はこちら
葬儀についての詳しい情報は、こちらの記事も参考にしていただけると思います。
参考)
お布施について
お布施は、読経の「代金」ではありません
お布施とは、読経や法名(浄土真宗では「戒名」ではなく「法名」と呼びます)の代金として差し出すものではありません。
お布施とはもともと「布施行」という修行のひとつなのです。自分が持つものを、他者に分け与えることを「布施」と言い、なかでもお金を施す場合は「財施」と言います。そして、僧侶が行う読経や法話は、仏様のみ教えをお伝えする施しということで「法施」と言います。
「いくら包めば良い?」についてのお話
お布施についてのご質問で最も多いのが「いくら包めば良いのでしょうか」というものです。しかし、今述べたように布施とは修行であり、修行とは自ら行うものですから、本来は「いくら包めばOK」というようなものではありません。
たとえば同じ「1万円」でもその価値は人によって違います。それなのに一律で数字を定めてしまうと、ちょっとおかしなことになりますよね。加えて、いくら目安とはいえ、◯◯万円という数字を明言してしまうと、それを出せない人がお寺に来るのを躊躇してしまうのではという心配もあります。
ですので、「あなたが思う金額をお包みください」としかお寺としては言えないのです。とはいえ、はじめての方ですと、どうしても目安がほしいという場合もあると思います。そんなときは、お電話でお尋ねください。
お寺とはじめて
付き合う方へ
そもそも「お寺と付き合う」ってどういうこと?
…と、お思いの方もおられるでしょう。覚永寺とどういう関わりを持つことが、覚永寺とお付き合いをする(覚永寺門徒となる)ということなのか、いくつか挙げてみます。
葬儀や法事をお任せいただく
お身内のご葬儀やその後の法事をお任せいただくこと。ご葬儀をする際にはご一報いただき、その後のご法事もその都度ご依頼いただきます。また、ご葬儀の際に法名とともに院号をおつけになりたい場合にはそれもご相談ください。なお、院号をつける場合には本山へ所定の懇志が必要となります。
お墓について
お墓を建てたり納骨堂を利用する際にはご相談ください。
参考)
お寺の行事にご参加いただく
春彼岸や秋彼岸、報恩講、毎月の法座などの年中行事にご参加くださいませ。もちろん強制ではないので、ご無理のない範囲でお越しください。
護持会費のお願い
覚永寺門徒のみなさまには、お寺を護持していくための会費(5000円/年)や積立金(2000円/年)を頂戴しています。その会費によって境内の整備や古い建物の補修などを行っています。
寄付のお願い
大規模な改修工事などの場合には、門徒のみなさまに寄付をお願いしております。すべてのみなさまにご連絡しておりますが、もちろん寄付は義務ではありません。ご無理のない範囲、方法(分割など)でご協力くださいませ。
さらに「生活のなかにお寺がある様子」がイメージしづらいな、という方はこちらの記事をご覧いただくとよいと思います。
参考)